気づけばアラフォー。
それなりに楽しく、独り身生活を送ってまいりました。
独身って、気楽♪・・・
――そうなんだけど、
スーパーで買い物をしていると、
カップルや家族連れがやたら目に入って・・・
テンション下がる!
そんなこと、ありませんか?
――私はありました。頻繁に。
やっぱり、彼氏とかパートナーくらい、いてもいいよね。
でも、出会いの気配が全く感じられないこの頃・・・
・・・もうこれ、ネットで探すしかなくない?
ネット婚活・恋活、みんなやってるし。
でも――はじめるまでのハードルって高くないですか?

「ネットでの出会い=こわい」
「今時マッチングアプリなんて普通でしょ?」
こう考える人は多いと思います。
――私もわかってはいました。
でも、私の中にはずっと、
「ネットでの出会い=危ない」という先入観がありました。
「ネットの出会い=危険」を叩き込まれた10代のころ
・学校:
「出会い系は危ない、絶対にやるな」
・テレビ:
「電話交際から事件に巻き込まれたニュース」
・家庭:
「メル友?知らない人なんて絶対ダメ!」――携帯没収。
小学校の時も、
「知らない人についていってはいけません」ってさんざん叩き込まれましたよね。
その時の感覚が、大人になっても残っている。
危機感って、教育のたまものです。
彼氏の出会い系で泣かされる友だち
「彼女いるのに出会い系って最悪じゃん」
「出会い系の女の子ってサクラじゃないの?」
……そんな会話が日常茶飯事。
そういえば私の元カレも、デート商法らしき女と電話で話してたことがありました。
「出会い系じゃない!」「懸賞のメールに応募したらどうの」って言ってましたが・・・。
出会い系やってないのに、駅で話しかけられる
20代のころ、夜の駅で迎えを待っていると、変な男が近づいてきて――
「〇〇さん?」―違います。
「待ち合わせじゃない?出会い系の」―違います。
「え?ホントに違うの?」―違います。
「あーそう」
こわ!!!
しかも、相手はだいたい「不健康そう」「やさぐれてそう」「年齢不詳」で、
言っちゃ悪いけど、負のオーラ出てたんですよ。(2000年代前半のころの話です)
出会い系ってこういう人がやってんの?
無理、こわ。
しかも、当時の電車やファミレスで――
時々聞こえてくるギャルたちの会話がやばい。
「こないだ待ち合わせした男が超やばくてぇ」
「あり得ない!車に連れ込まれそうになってぇ」
「某バンドの〇〇に似てるとかマジ嘘だったわ」
いやいや、ケロッと話してるけどさ、
それ、やばくね?
某バンドの〇〇に似てるって、
なぜ信じる・・・
自分ルール「ネットでの出会い禁止」
SNS(mixiやFacebook)もリアル知り合いのみ。
知らない人とは関わりませんでした。
30代に入ってからは、ネトゲや雑談チャットにハマった時期もありました。
でも、どんなに仲良くなっても、「リアルでは会わないルール」
リスク冒してまで知らない人と会うことはない―
私はずっと、ネットでの出会いを避けていました。
それでも「ネットでの出会い」に手を出したくなった理由
「ネットでの出会い=危ない」
「知らない人=危ない」と英才教育されていた私ですが、
40代が見えてくると・・・
彼氏いない、本当に出会いがない!
という壁にぶちあたってしまいました。
自然な出会い?どこにある
・職場の男性、男友だち
――既婚者か、年齢的に対象外
・交遊が広がる趣味
――ない
これじゃ、新しい「出会い」なんて期待できず。
―いやいや、まだわからないよ、
「来年度いい感じの人が転勤してきて~、独身で~、距離が縮まり・・」
こんな妄想を楽しむこともありましたが――
そんな都合のいい展開あるかよ!
って、もう一人の自分から突っ込み入ります。
もう素直に認めよ。
「自然な出会い」って無理…
彼氏ほしいから紹介して!って言えない
友だちや知人に、
「誰か紹介してほしい」「飲み会しない?」
と、頼めばワンチャンあるかもしれません。
でも、私は言えませんでした。
「独り身も気楽だよー」
「結婚?縁があればで」
まわりにこんな発言をしてきたので、
「彼氏ほしいの、さみしいの」なんて今更言えない・・・。言いたくない。
つまらない見栄に縛られて、身動き取れなくなっていました。
素直じゃない、見栄っぱり、
そしてアラフォー。
――詰んだ。
【悲報】スーパーマーケットで地味にダメージをくらう
冒頭でも書きました、
つい、カップルや家族づれに目が行ってしまうこと。
例えば、スーパーでカップルが白菜を見ています。
「やす~い!でも使い切れるかな?」「いけるいける!」
――白菜か、今夜は鍋ですか?いいですね。
彼氏(または夫)が重そうな買い物袋を持ってあげています。
――優しい彼氏ですね、良かったですね。
私は、重い袋を「うっしゃぁ!」と持ち上げ、ひとり帰路につく――
休日のショッピングモールなんか、刺激的すぎて体に毒です。
――あ、あの二人、手を繋いでる。
人は人、自分は自分・・・
――その通りです。
でも、あの心をチクチクする嫌な刺激、
地味にダメージが蓄積されていく感。
認めたくないけど・・・
羨ましい!!私だって、誰かと白菜買って鍋したい。
1年後、10年後もこのままだったら・・・
今はまだセーフ。
家族も友だちもいるし、そこそこ楽しく暮らしています。
でも、1年後、3年後、10年後もこの「お一人様生活」が続いたら?
これを考えると、心がざわざわ・・・
すぐに彼氏ができなくても、
連絡取り合ったり、食事に行ったりする相手がいれば、
どんなに心強く、楽しくなることでしょう。
誰かとお互いに気にかけ合って、
手を繋いで歩いて・・・
そう、
私だってたまにはデートくらいしたい!

マッチングアプリ、やってみるか。
出会いのない詰んだ状況。
今まで避けてきたけれど、これはマッチングアプリやるしかないかなと、考えるようになってきました。
ネット婚活や恋活が”ふつう”になった時代
私は10代のころの感覚を持ったまま、
ネットの出会いには手をださずにいました。
でも、時代はすっかり変わっていた――
ネット婚活、恋活。
いつの間にか、「普通」のこと。
「ネット婚活で知り合った人と結婚した」と友だちから報告受けたり、知人の噂聞いたり。
ホント、増えてきていて、ある意味当たり前にもなってきている。
だから、「ネットの出会い=危険」とは、
もう言い切れなくなっているんですよね。
それなら、私も時代に合った生き方をしてみようではありませんか。
チャットアプリでの耐性がきっと役に立つ!
前章でも少し触れた、
ネトゲや雑談チャットアプリにハマった時のこと。
匿名で、会わないことが前提。
でも、「知らない人とチャットで話す」こと自体はけっこう楽しかったんです。
ちなみに、その雑談チャットアプリ、「純粋にチャットを楽しみたい」という人ばかりではありませんでした(笑)
女ってだけでリクエストメッセージが殺到し、下品な話題を吹っかけてくる人も多かった――
が、自分フィルターでさくさく仕分けをし、楽しく雑談できる相手を見つけたときは、嬉しいものでした。
道端できれいな石を見つけた時のような喜び、仕分け作業が報われた達成感。
そのうち2人とは、1年以上メール友だちとしてやり取りが続きました。
マッチングアプリも、メッセージのやり取りだけならこれと似たようなもんだろうと。
顔出しはしたくない、なら出さない
ネックはこれです。
顔写真、出したくない!
・晒されることってあるの?
・変な人に個人特定されたら・・・
・知り合いに見られたら嫌
とにかく私は、
・リスクを最大限避けたい
・マッチングアプリやることを、誰にも知られたくない。
なら、選択肢は一つ。
顔出しなしでやる。
無理ならすぐやめればいい
ネットでの恋人探し――
チャットアプリやネトゲとの大きな違いは、「実際に会うかもしれない」ことです。
結局これが一番不安なわけですが、
別に、無理に会わなくたっていいんですよね。
・登録して
・ちょっと様子見て
・「無理だ!」と思ったら、すぐ撤退
もしも「この人は大丈夫」って思えれば、会ってみればいい。
―もし相手が、会いたいって言ってくれればですが(笑)
雑談チャットのように、いろいろな人がいるかもしれない。
でも、普通っぽい人もきっと探せばいるはず。
だって、友だちも知り合いも、ネット婚活で結婚したり付き合ったりしてるんだから。
やってみなければ、何もわからない
あれこれ悩んだけれど、
結局たどり着いたのは、この結論です。
――やってみなければ、何もわからない!
大げさに言えば、人生経験、社会勉強。
時代の変化に抗わず、新しい世界をちょっとだけでも覗いてみるのって・・・
きっと、悪くないよね!
いろいろと不安や葛藤は尽きませんが、やってみようと決めたのでした。
――というか、それ以外に出会いを見つけられる気がしなかった。
余談:20代の意識を引きずったまま・・・私は痛い女だった。
10代20代のころ、モテたわけではないです。
でも若いころって、まわりも独身が多くて、男の子もけっこう積極的。
こっちが特にがんばらなくても、自然と彼氏ができる感じが多かった・・・
だから、なんだか恥ずかしかった、というのもあります。
自分から恋人探しのフィールドに上がって、
「彼氏ほしい」「誰か私と付き合ってくれませんか?」ってアピールすることが。
昔のイージーな成功体験とか、変なプライドとか、見栄とか――
私は過去の余計なものに、思いっきり縛られていました。
20代の感覚を引きずった痛いアラフォー
それって、私!!!
これに気づいてしまった時は凹みました。
――そうか、ネット婚活で幸せになった友だちって、別に必死だったとかじゃなくて、
ただ、自分の気持ちに正直に行動してただけなんだ。
素直に相手を探せる、可愛い女だったのか・・・
自分の傲慢さとか、変な見栄のせいで、
これからの幸せや可能性を没にしちゃうかもしれないのって、
もったいない。
私も、もっと素直に、そして謙虚に、自分の望みをかなえる行動をしてみよう!
そう思えたこと、
もしかしたら一番の収穫なのかもしれません。
最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
マッチングアプリを始めるまでの、不安や葛藤を思い出しながらこの記事を書きました。
もし、同じような悩みを抱えている方がいらっしゃったら、
「自分だけじゃないんだ」と、少しでも励みになれば幸いです。
今後は、
・実際に会った人たちとのエピソード
・好きな人に出会えた時のこと
などを、体験談を交えて、お届けしていきます!
よかったら、また来てくださいね♪